¥8,246
●店頭で展開していた特集から、おすすめのタイトルをセットにしています
店頭特集:動物ってワンダフル
特集期間:2022年8月22日〜9月11日
・カヨと私/中澤旬子(本の雑誌社)
・はたらく動物と/金井真紀(ころから)
・カロや 愛猫作品集/梅崎春生(中央公論新社)
・神様/川上弘美(中央公論新社)
・動物たちの家/奥山淳志(みすず書房)
〈本の紹介〉
●カヨと私
動物とは言葉が通じないから、相手が欲していることを知るために、私たちは相手を良く観察して、考えて、コミュニケーションを図ります。試行錯誤を繰り返し距離を縮めていく、ヤギのカヨと著者の関係は、私たちに大事なことを教えてくれそうです。
●はたらく動物と
長良川の鵜飼からパリの「エコ鶏」まで、知っているようで知らないはたらく動物とその傍の人たちの生活が描かれています。著者が目にしたのは、押さえつけられずのびのびと働く動物たちと、動物と同じく無理をせず生きる人たちでした。良い人生のヒントがつまった一冊。
●カロや
飼い猫をハエ叩きで叩く著者の行為は現代なら炎上間違いなしです。しかし不思議と読み進めるうち、そんな横暴な飼い主と猫の間に絆のようなものが見えてくるのです。梅崎家歴代の飼い猫カロと家族のドタバタがブラックかつユーモラスに描かれた作品集。
●神様
もしあなたの隣室にくまが引っ越してきて、散歩に誘われたとしたら?じんわり心が温まる、不思議な生きものたちとのふれあいを描いた物語集です。子どもの頃、人間以外の生きものを心を通わせるのはもっと簡単だったように思います。大人にこそ読んで頂きたい本です。
●動物たちの家
著者が幼少期からともに暮らした生きものたちとの友情、哀惜が綴られています。動物を飼うことには決して軽くない責任と必ず訪れる別れが伴います。それでもなぜ人は動物を求めるのでしょう。生命一つ一つに丁寧に向き合った著者の回想録です。
「動物ってワンダフル」
疲れ果てたとき、動物の動画をみて癒されています。
いっしょに暮らしている人、うらやましいです。
動物はかわいくて、ときにかっこいい。
一方で、動物は人間にとって大いなる謎であり神秘でもあります。
人間界のルールのなかでがんじがらめになっていたり、意味にとらわれすぎているとき。
動物のあり方をみて「これでいいのだ」と思うこともしばしば。
お互いのわかりあえなさをわかりつつ、ふとした一瞬に深くつながってしまう。
そんな奇跡が動物とのあいだにはあります。