¥7,722
●店頭で展開していた特集から、おすすめのタイトルをセットにしています
店頭特集:生きてる地球で暮らしてる
特集期間:2022年7月11日〜7月31日
・みんなの地球を守るには?/エリーズ・ルソー 文 ロベール 絵 服部雄一郎 訳(アノニマ・スタジオ)
・海獣学者、クジラを解剖する。/田島木綿子(山と渓谷社)
・虫とけものと家族たち/ジェラルド・ダレル 池澤夏樹 訳(中央公論新社)
・いのちの食べかた/森達也(KADOKAWA)
・複眼人/呉明益 小栗山智 訳(KADOKAWA)
〈本の紹介〉
●みんなの地球を守るには?
アート感覚で環境問題を学べるフランス児童書の日本語版。環境汚染や天然資源など様々な問題がわかりやすく解説され、生活に役立つ行動にもふれています。子供たちがより「世界」や「地球」を感じられる一冊です。
●海獣学者、クジラを解剖する。
日本一クジラを解剖してきた研究者が、たくさん海の哺乳類の生態を紹介する科学エッセイ。クジラが浜辺に打ち上げられる理由から汚染物質POPsまで、海にはまだまだ私たちの知らない問題があります。人と野生動物“共存”の道を著者と共に追究してみませんか。
●虫とけものと家族たち
明るい日の光を求め、イギリスからギリシアの島に移り住んだダレル一家。大自然の下、末っ子ジェリーは珍しい虫や動物に夢中になり、数々の騒動を巻き起こします。訳者が『ここに溢れる幸福感につられてギリシアに渡ってしまった』世界、ぜひ覗いてください。
●いのちの食べかた
ドキュメンタリー・映像作家でもある著者が、ローティーン向けに命の大切さについて説いた本。フレンドリーな話し言葉で、お肉がご飯になるまでのレポートから部落差別や戦争にまで内容は広がります。物事を知って自ら考えることの大切さを痛感します。
●複眼人
地球上には人間だけでなく、あまたの生命やとらえどころのない現象が存在します。そんな「自然」と共存していくための「人間中心でない視点」を模索する試みが、台湾の作家・呉明益による『複眼人』にはあります。圧倒的スケールで物語られる人間と自然、そのイメージに浸ってみては。
「生きてる地球で暮らしてる」
暑さは大の苦手ですが、夏はいい季節だなと思います。
太陽のエネルギーをうけとっていろんないのちが活動しているのを感じられます。
昨今の記録的な大雨や猛暑に、異常気象だという声もよく耳にします。
そしてその気象を引き起こすものが異常と考えるのが「ふつう」なのでは、とも思います。
環境保全ということばをお題目のように感じるときもあるかもしれません。
しかし、人間の活動のなかにある「過剰さ」はいつでも認識していたいものです。
地球に暮らしているのは人間だけではありませんし、地球それ自体が生きています。
夏はそう感じられるいい季節だなと思います。