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店頭特集:詩をよもう
特集期間:2022年5月30日〜6月19日
・まどさんとさかたさんのことばあそび/まど・みちお 詩 阪田寛夫 詩 かみやしん 絵 (小峰書店)
・幼な子ボラナト/ラビンドラナート・タゴール 神戸朋子 訳(而立書房)
・おれにはアメリカの歌声が聴こえる 草の葉(抄)/ホイットマン 飯野友幸 訳 (光文社)
・高階杞一詩集/高階杞一(角川春樹事務所)
・しゃべる詩 あそぶ詩 きこえる詩/はせみつこ 編 飯野和好 絵(冨山房)
〈本の紹介〉
●まどさんとさかたさんのことばあそび
童謡「ぞうさん」のまど・みちおさんと「さっちゃん」の阪田寛夫さん。
ふたりのユニークな詩とかみやしんさんの絵が合わさった作品集です。
読みながらまるで美術館にいるような感覚を味わえます。第40回産経児童出版文化賞美術賞。
●幼な子ボラナト
インドの詩聖タゴールが、幼い子どもの純粋な世界を書き上げた詩集です。
著者はすでに100年前に、物質文明の果てなき欲望が自然破壊や人間性喪失をもたらすと警鐘を鳴らしていました。
人間としての在り方を考えさせられます。
●おれにはアメリカの歌声が聴こえる 草の葉(抄)
19世紀に活躍したアメリカの詩人、ホイットマンの『草の葉』という詩集の抄訳です。
アメリカの自由を謳う街のざわめきをそのまま伝えようとしたのかと思われるほど、元気で自由で快活な作品。
外国語古典詩集の入門版にぜひ。
●高階杞一詩集
ユーモアとほのかな哀愁で未知なる世界へと軽やかに誘う代表作「キリンの洗濯」など、著者の全詩集から珠玉の全105篇が収録されています。
平易な言葉で書かれながらも深い余韻が残る“詩の言葉”を存分に味わって頂きたいです。
●しゃべる詩 あそぶ詩 きこえる詩
谷川俊太郎さんほか、教科書で知られた詩人による楽しい詩のアンソロジーです。
57篇の詩は、どれも文字を追いながら自然と口が動いてしまうものばかり。
言葉遊びの達人が、目で、耳で、口で、自由に楽しんでもらおうと作った一冊です。
「詩をよもう」
詩とひとくちにいっても内容やかたちはいろいろ。
大きな声で言えないことや、うまくことばにできないことが人の数だけあるからでしょうか。
ときに赤裸々な、ときによくわからないことばたちに出会って驚かされますが、
うまい/へた、伝わる/伝わらないを超えて、ただただ存在を感じます。
決まりきったことばの使いかたにはないリズムがなにかを解放してくれる。
それが詩を読むことの醍醐味だと思います