¥6,512
●店頭で展開していた特集から、おすすめのタイトルをセットにしています
店頭特集:児童文学を読もう
特集期間:2022年4月18日〜5月8日
・赤毛のアン/ルーシー・モード・モンゴメリ 村岡花子 訳(岩波書店)
・海のアトリエ/堀川理万子(偕成社)
・小川未明童話集/小川未明 (角川春樹事務所)
・春の窓/安房直子(講談社)
・小さなてのひら事典 おとぎ話/ジャン・ティホン ダコスタ吉村花子 訳
(グラフィック社)
〈本の紹介〉
●赤毛のアン
1952年、村岡花子さんによって初めて日本に紹介された『赤毛のアン』。邦訳70周年の2022年、クラシカルで可愛い装丁の改訂版となりました。アンの素直で一生懸命に生きる姿は何度読んでも色褪せません。読み継ぎたい1冊です。
●海のアトリエ
少女が絵描きさんと海の見えるアトリエで過ごした一週間のお話です。いつも楽しいことを見つけては心躍らせていた子どもの頃を思い起こさせます。
Bunkamuraドゥマゴ文学賞、講談社絵本賞受賞。
●小川未明童話集
小川未明さんの童話は、子どもの頃なぜか魅かれた美しくて怖い、優しくて悲しい世界そのものです。有名な『赤いろうそくと人魚』をはじめ全二十三篇が収録された珠玉の童話集。大人になった今、改めて味わって読んで頂きたい本です。
●春の窓
どこかなつかしい身近な日常から、はるかな空想の時間へといざなう安房直子ファンタジー。大人の孤独や寂しさをやわらかく包み込みます。そっと読み返したくなる切なくも美しい極上の短編集です。
●小さなてのひら事典 おとぎ話
西洋を中心に世界中のお話を集めた手のひらサイズの小百科です。妖精、お姫様などキャラクターで分類し、あらすじとともにお話の背景や暗喩を解き明かします。各話ごとのアンティークなイラストも見応えたっぷりです。
「児童文学を読もう」
児童文学は子どものための物語です。
ただし子どもが読むからといって子どもだましのようなものではありません。
「世界」に触れて感じられる驚きや喜び、そして痛みや悲しみ。
それらの鮮やかさは大人になっても色褪せはしないでしょう。
むしろ酸いも甘いも噛みしめてきたからこそ、
ピュアに世界と向き合うことの大切さを感じられるかもしれませんね。
叶えられないからといって理想を持てないでいるのは残念なことです。
あの定番の名作、もしくは昔読んだことがある大好きな作品。
いつかふとしたときに手に取れるように、本棚に一冊加えてみては。