¥6,820
●店頭で展開していた特集から、おすすめのタイトルをセットにしています
店頭特集:世界に目を向けて
特集期間:2022年3月28日〜4月17日
・マッドジャーマンズ ドイツ移民物語/ビルギット・ヴァイエ 山口侑紀 訳
(花伝社)
・非色/有吉佐和子(河出書房新社)
・テヘランでロリータを読む/アーザル・ナーフィーシー 市川恵理 訳
(河出書房新社)
・世界しあわせ紀行/エリック・ワイナー 関根光宏 訳(早川書房)
・社会の真実の見つけかた/堤未果(岩波書店)
〈本の紹介〉
●マッドジャーマンズ ドイツ移民物語
モザンビークから同じ社会主義国の東ドイツに送られた多くの出稼ぎ労働者が
いました。ドイツ統一で故国へ送還されるも、故国は政情不安で武力紛争中。
時代に翻弄されながら、将来やアイデンティティについての葛藤・混乱を余儀
なくされる三人の男女が描かれています。
●非色
第二次世界戦後間もない日本で占領軍の軍人と結婚し渡米した日本人女性たち。
彼らは移民の国であるアメリカ社会で複雑に絡み合った人種差別を経験します。
●テヘランでロリータを読む
1979年のイスラム革命後、イランは生活の隅々まで監視の目が光る全体主義
社会でした。とりわけ女性は自由を奪われ、厳しい道徳や規則をしいられて
いました。
そんな体制下でも読書と魂の自由を求めた女性たちの、衝撃の回想録です。
●世界しあわせ紀行
紛争地帯や難民など、世界で最も不幸な地域や人々を取材してきたアメリカ人の
ジャーナリストが、人々が最も幸せに暮らす国を探して世界を巡る滞在記です。
●社会の真実の見つけかた
メディアが流す情報を鵜呑みにしていては,社会の真実は見えてきません。
9・11以後のアメリカで、人々の恐怖心と競争を煽ってきたメディアの実態を
実際に体験・取材してきた著者が「情報を読み解く力」を身につける大切さを
解説します。
「世界に目を向けて」
ロシアがウクライナへ軍事侵攻したとの知らせを聞き、
「戦争はいやだなあ」と思うとともに「ふたつの国のこと、知らないな」と思いました。
なにか問題が起きてから、事情を知ることはよくありますし、
そういうときに、無知であること、無関心であることを思い知ったりします。
違う国の生活、過去に起きたことや現在進行形で起きていること。
それらを網羅するのは不可能ですが、いくつかの本が並んでいるだけで伝わるものもあるはず。
自分たちとまったく無関係な出来事はきっとありません。
だからこそ「世界」に目を向けてみよう。