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●店頭で展開していた特集から、おすすめのタイトルをセットにしています
店頭特集:恋愛、いま・むかし
特集期間:2022年1月24日〜2月13日
・亡き王女のためのパヴァーヌ/パク・ミンギュ、吉原育子 訳(クオン)
・ののはな通信/三浦しをん(KADOKAWA)
・男どき女どき/向田邦子(新潮社)
・阿部一族・舞姫/森鷗外(新潮社)
・恋愛論/スタンダール、大岡昇平 訳(新潮社)
〈本の紹介〉
・亡き王女のためのパヴァーヌ
他人よりも美しいこと、裕福なこと、欲求が天井知らずだった80年代の韓国で、社会から置き去りにされた僕とヨハン、そして彼女。息苦しい社会で生きる彼らの魂の喪失と再生を、ユーモアとあたたかな視線で描いた物語です。一風変わった独特な改行や読点の文体もぜひお楽しみください。
・ののはな通信
クールで毒舌な「のの」と天真爛漫で甘え上手な「はな」。二人の女性の高校時代から27年間を書簡形式で綴る長編小説です。読み進めるうちに自然と自分の人生の様々な場面へと心が引き戻されてしまうでしょう。自分の中に無意識にある、誰かを大切に思う気持ちを気づかせてくれる本です。
・男どき女どき
何事も成功する時を男時(おどき)、めぐり合わせの悪い時を女時(めどき)という―。世阿弥が記した「風姿花伝」をもとに、男と女をテーマに綴られた作品集。向田邦子さんの最後の小説4篇とエッセイが収録されています。何気ない日常の中にある人生の大切な瞬間が詰まった
一冊です。
・舞姫
明治時代、ドイツ留学中に知り合った女性への恋情をふりきって官途を選んだ主人公を描いた鷗外の自伝的小説。今日の私たちも、主人公と同じように恋愛や結婚・人生において二者択一の選択をしなければならない場面に遭遇することはしばしばありますよね。自分が主人公の立場だったらと現実的に考えてみると…また読み方も変わりそうです。
・恋愛論
恋愛について論じた古典中の古典ともいうべき本。恋の猟人であった著者が自身の経験に基づき様々な分析・考察を行います。恋愛の4類型、恋が生まれる7つの過程、恋が生まれるとはたらく『結晶作用』理論、各時代・各国の恋愛の特徴などが、著者の挿話や細かい心理描写も交えて説かれています。多様化の現代、恋愛とは何かを考えたくなった方にぜひ。
ひと昔前の映画やドラマを今の視点で見ると恋愛のあり方に違和感をおぼえたりします。
当時は作品の人気が「恋愛とはこういうもの」というイメージを疑わせなかったのでしょうか。
不景気や社会の慢性疲労もあり、現在ドラマティックな恋愛は主流ではなくなりました。
多様なあり方を前提とした上で、一緒にいることの心地よさがより価値のあるものになっているように思います。
それは恋愛に限らず、ひろく、「親しくすること」のあり方自体にも言えること。
恋愛至上主義が薄まってゆく一方で、いいねの数、フォロワー数こそが正義というのも息苦しいものです。
いずれにせよ、どんな時代をみても、人が誰かと生きて行くことをやめたことはありません。
そう噛み締めながら、恋愛や人間関係の未来を考えてみるのも面白いかもしれません。