¥8,102SOLD OUT
●店頭で展開していた特集から、おすすめのタイトルをセットにしています
店頭特集:サマータイム・ブックス
特集期間:2021年7月12日〜8月1日
・海べのあさ/ロバート・マックロスキー、石井桃子 訳(岩波書店)
・ウィリアム・ブレイクのバット/平出隆(幻戯書房)
・中国行きのスロウ・ボート/シドニ・ガブリエル・コレット、手塚伸一 訳(集英社)
・夏の嘘/ベルンハルト・シュリンク、松永美穂 訳(新潮社)
・青い麦/シドニ・ガブリエル・コレット、手塚伸一 訳(集英社)
〈本の紹介〉
・海べのあさ
小さな女の子のが訪れた海べは、不思議なこと面白いことがたくさん!心地よい潮風を肌で感じながら、子供の目線で自然を見つめる絵本です。丁寧な描写から、子供の成長を暖かく見守る優しさをしみじみと感じます。
・ウィリアム・ブレイクのバット
詩的な文章に添えられた挿絵にはそれぞれ「架空の国々の切手」が貼られていて、まるで友人から宛てられた絵手紙のよう。ページをめくるごとに知らない土地への空想が心地よく広がるようです。端正な装丁も魅力的な一冊。
・中国行きのスロウ・ボート
「最初の中国人に出会ったのはいつのことだったろう?」というちょっと不思議な問いから、青春の記憶をたどり始める「僕」。曖昧な記憶の輪郭を辿る過程で、不可逆な青春と今の自分を見つめる物語ほか、6篇を収録した短編集です。
・夏の嘘
誰もが抱える小さな秘密や嘘。それらをテーマとした7つの物語を集めた短編集です。自分や相手のための嘘によって、思わぬ方向へ転がってゆく人間関係。繊細に揺れ動く登場人物たちの感情に心が揺さぶられます。
・青い麦
16歳のフィルと15歳のヴァンカは兄妹のように育った幼なじみ。夏休みに訪れたブリュターニュの別荘で美しい女性が現れたことで、ふたりは初めての恋に気がつきます。恋心の情熱、甘さ、苦さを瑞々しく描いた物語です。
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「サマータイム・ブックス」
夏は読書の季節、そう言い切ってしまおう。
どこにも行かず冷房のきいた部屋で本を読むのは格別に幸せだ。
アイスコーヒーを傍らに、音楽を聞こえないくらいの音量で鳴らして、
いつの間に寝てもいいような格好で、さあどんな本を読もう?
ひと夏の成長が描かれている青春の物語、時代のなかで生きた人間たちの記録、
旅のエッセイ、そしてただ美しい言葉たち。
…しかし、本の内容はこの際なんでもいいのかもしれない。
長い夏のどこかで、いつもと違う時間の流れを味わうことさえできれば。