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●店頭で展開していた特集から、おすすめのタイトルをセットにしています
店頭特集:音が聞こえる
特集期間:2021年5月31日〜6月20日
・105にんのすてきなしごと/
カーラ・カスキン・文、マーク・シーモント・絵、 なかがわちひろ・訳(あすなろ書房)
・やさしい訴え/小川洋子(文藝春秋)
・ピエタ/大島真寿美(ポプラ社)
・パリ左岸のピアノ工房/T.E.カーハート、村松潔・訳(新潮社)
・音楽の肖像/堀内誠一、谷川俊太郎(小学館)
〈本の紹介〉
・105にんのすてきなしごと
大勢でひとつの音楽を奏でるオーケストラ。演奏者たちのお仕事が始まるまでの日常を描いた絵本です。初めはお風呂、続いて着替え、楽器を運んで、さあ舞台へ! いろんな人の動きが重なってひとつの物語になっている、まるでオーケストラの演奏を見ているような絵本です。
・やさしい訴え
山あいの別荘地で「わたし」が出会った男女との複雑な関係を繊細に描く、優しく、ときに残酷な愛の物語。3人の痛みや感情を静かに綴る言葉は、読む人の心にそっと寄り添います。
・ピエタ
物語のはじまりは作曲家・ヴィヴァルディの訃報。孤児院に住む人々、貴族の娘、高級娼婦など、生前の彼と関わりのあった女性たちの、立場を超えた温かな交流を美しく描きます。それぞれの思いや過去が、音楽のように共鳴し、調和してゆくような、温かい物語です。
・パリ左岸のピアノ工房
パリの職人に導かれ、ピアノをめぐる奥深い世界に分け入っていくノンフィクション。愛情あふれる職人たちの姿が心にしみ入ります。なぜ、この楽器と音色は、こんなに多くの人の心を魅了するのか。ピアノの魅力が余すことなく詰まっています。
・音楽の肖像
エッセイと鮮やかなイラスト、そして詩によって、作曲家とその音楽を描き出します。まさに、言葉による「音楽の肖像」。お気に入りの場所にゆったりと腰掛けて、時々目を閉じながら、じっくり読み進めたい宝物のような一冊です。
・
「音が聞こえる」
音楽や音をテーマにした文章は古今東西にたくさんあります。
美しい響きに魅入られた人たちは、刹那に消えてゆく音楽を文章というかたちで記憶に残したいのかもしれません。
もしくは文章そのもので音楽を表現しようと企てたりも。
リズムのある文章はそれだけで音楽的です。
ある雰囲気に満ちたシーンを読んだ際に、頭のなかで音楽が鳴る…、そんな経験もあるのでは。。
雨のよく降る季節には静かな時間が流れます。
頁をひらき、耳をすませて、その世界に入り込んでみてはいかがでしょう。